先日たまたまネット上で
「かざきり羽騒動とはなんだったのか」というサイトを見つけまして、あれから3年もう過ぎたのだなあと、ちょっとだけ懐かしく(?)感じたりしたものでした。
2004年当時、私もサイト「かざきり羽」とその管理人を糾弾する内容を中心としたブログをやっていました。
もっとも私の場合はそこのサイトを知ったのも、その管理人について知ったのもほんの偶然で……オンノベ界では有名なサイトと管理人さんらしかったですが、それまではまったく知らない人でした。作品に関してはいまだに読んだこともありません。
なのでまあ、私なんかは本当に「野次馬」と言ってしまってもいい状態だったと思います。
その私がブログでかの人について書くきっかけになったのは、障害者の方に対する暴言について知ったことでした。他にも彼女はいろいろと取り上げられ、取りざたされていましたし、当時は私もブログにそれについても多少は書きましたけれども、一番大きかったのは、いわゆる「猛毒」発言に対する怒りだったと思います。
念のために書いておくと、私自身は障害者ではないですし、身内にもそういう者はいません。ただ、あの経緯でどうして「猛毒」発言になるのかがまったく理解できませんでしたし、「障害」というのは誰でもが持つ可能性のあるものだと思ったからです。
健常者として生まれても、途中で病気や事故などで障害者になる場合は、ままあります。また、障害とまで言われなくとも、人間は年と共に視力は衰えて行くものですし……同じものかきとして、そういうことに対してまったく想像力の欠如した物言いに、すごく腹が立ったというのが、一番の要因だったと思います。
ただまあ、周りの雰囲気に乗せられてしまった感じも、今となってはなくはないなあとは思うのですが……ともあれ、そんな理由で私はかの人を糾弾するブログを始めたのでした。
といっても、そのブログはもうありませんけれども。
2004年7月の撤退騒動で、完全に撤収してしまったからです。
ちなみに、あの撤退騒動の真相を、今回私は上記のサイトの内容を見て、初めて知りました。いえ、ネット上の噂に「人権団体がどうとか」という話は聞いてはいたのですが、詳細は知りませんでした。
というのも、2004年6月末日。うちでは母が死亡して、7月1日、2日はお通夜と葬儀をやっておりまして、ネットに長時間つなげたのは3日あたりだったでしょうか。そのころにはぽつぽつと関連記事を削除したり、ブログごと消えたりするところが出始めていて、私は怪訝に思いながらも、様子見状態でした。そうするうち、同じようなブログを立ち上げていた方のうちの何人かから「撤退しないと危険です」とのメールをいただき、うちもブログごと削除となったわけです。
その後も結局、リアルの方が忙しく、詳しい事情を知るためにネット上を徘徊するような時間もないままに過ぎてしまった――というわけでした。
このいきなりの撤退騒ぎについては、当時私はなんとなく後味の悪いものを感じていました。結局問題は解決されることもなく、かの人は一言も謝ることなく、今も変わらずサイト運営を続けています。かの人はもう30代だそうですから、この先もよほど衝撃的なことがない限りは、もはや変わることはないでしょう。つまり、また同じようなことが繰り返される可能性があるということです。
その思いは、当時もありましたし、今もあります。
ただ、撤退騒動の事情を知れば、あれはあれでよかったのかもしれないなとは思わなくもありません。たしかに事態は大きくなりすぎていて、あのままでは収拾がつかなくなってしまったかも……と今ふり返るに思うからです。
それにしてもかの人については、かわいそうな人だなあと改めて思います。
上記サイトに書かれているように、たしかに打たれ強い人ではあると思うし、当人はそれで平気なのかもしれないけれども、あんなふうにひたすら自分理論で周囲に対応していたら、生きて行くのはしんどいだろうなと思います。
変な話、他人となるべく摩擦を起こさないで生きるためには、ある部分はマニュアルどおりにやっている方が楽なんだと思うんですよ。でも、かの人の中にはそういうマニュアルが最初からインストールされていないのかなと感じます。
例の「猛毒」発言にしても、せめて自分の胸の中で呟いてネット上には載せないでおけば、あんな騒ぎにはならなかったし、そもそも最初の展望台の記事から読者の書き込みの後、「知らないことを教えてくれてありがとう」とでも返して後はスルーしておけば、それでそのまま終わったことじゃないですか。
郵便法の違反にしろなんにしろ、ぜーんぶ自分で暴露して、他人から指摘されると勝手にキレて怒って相手を「アラシ」呼ばわりしているわけで……リアルでもこんなだったら、ほんとに生きて行くの大変だと思います。
家族とだって隣人とだって、ほんとに些細なことですぐにケンカになってそうだし。
……ともあれ、自己を省みてもうちょい世間の人と足並みそろえれば、生きて行くのも楽になるんだろうになあと、上記サイト「かざきり羽騒動とはなんだったのか」をつらつらと読んで、思ったりしました。
とはいえ、私はもうこの問題には関わろうとは思いませんが。
直接的な被害は私自身はこうむっていませんし……下手に関わると面倒なのは、目に見えていますから。
当時、糾弾ブログなど作っていた人間としては、無責任な発言かもしれません。私も、たった1人を大勢で叩いていた内の1人であり、「いじめ」に加担していたと言われれば、そうなのかもしれません。
ですが、上記したとおり、私の中ではそれは彼女の行為に怒りを感じてのものであり、「いじめ」ではなくあくまでも「糾弾」であり「こう思う」という意見表明でした。また、当時はこの騒動に100以上のブログやサイトが加わっているなどとは、さすがに想像もしておらず、そしてもちろん、他ブログの管理人さんたちと語らって糾弾エントリーを上げていたわけではなく、あくまでも個人個人の行った行動であったのです。
……なんだかとりとめがなくなってしまいましたが、そんなわけで、当時を思い出したのでつらつらと書いてみたことです。